【食べ比べ】ハーゲンダッツ「翠〜濃茶〜」と「グリーンティー」の違いを比較してみた

抹茶と翠食べ比べ

わたしが市販の抹茶アイスで一番好きなのは、ハーゲンダッツ「グリーンティー」です。ハーゲンダッツ35周年記念として、その「グリーンティー」の特別版アイスクリーム「翠〜濃茶〜」が発売されると知って即購入!

実際にグリーンティーと食べ比べ、どの辺がどう特別なのか?どんな違いがあるか?などをまとめてみました。

ハーゲンダッツ「翠〜濃茶〜」とは?

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ハーゲンダッツは1984年に日本でのアイスクリーム販売を開始し、今年、2019年で35周年を迎えました。

そんな中でも、1996年に発売された「グリーンティー」は初めての日本市場向けフレーバーとして7年の歳月をかけて開発されたもので、その美味しさで大人気となり、抹茶スイーツブームの火付け役になったとも言われています。

「翠〜濃茶〜」は、その特別版ともいうべきスペシャルな抹茶フレーバーで、格式高いおもてなしの場である茶事に置いて振舞われる「濃茶※」に着想を得て開発された、原料や素材へのこだわりを生かした特別なアイスクリームとのことです。

※濃茶とは、抹茶の飲み方の一種で、茶道において格の高いおもてなしとされる。うま味が強くまろやかな風味の上級品の抹茶が多く使われ、素材の味わいがダイレクトに感じられるのが特徴。

公式HPより引用させていただきました)

「翠〜濃茶〜」と「グリーンティー」の違い

まずはグリーンティーについておさらい

1996年に日本市場向けに日米共同で開発された初めてのフレーバーで、石臼で丁寧にひいた香り高い抹茶を使用し、ほろ苦くすっきりとした抹茶の奥深い味わいが楽しめます。

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▼詳細はこちらのハーゲンダッツ公式HPを参照ください

違いその1〜茶葉が違う

どちらも丁寧な製法で作られた抹茶アイスクリームですが、ひとつめの違いは使用されている茶葉にあります。

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●翠〜濃茶〜:

棚式被覆35日以上の、「翠」のためだけに特別に時間をかけて作られた※手摘みの「初摘み茶葉」のみをふんだんに使用。

※一般的な玉露の被覆期間が20日程度なのに対し35日以上と長くすることで、うま味に寄与する成分(テアニン)の含有量が一般的な抹茶よりも多い。

●グリーンティー:

茶葉はオリジナルブレンドで、その年の新芽だけを摘み取った「初摘み茶葉」を主に使用し、苦味や渋味を適度に与えるために、「二番茶」を少し加えている

グリーンティーもこだわりの茶葉なのですが、翠にはさらに特別な茶葉が使われていることがわかります。ちなみに、特に公式HPには明記されていないのでわたしの個人的推測ですが、あえて「35日以上」という「35」という数字にこだわったのは「ハーゲンダッツ35周年」とかけているのでは?…と思いました。

違いその2〜価格と容量が違う

●翠〜濃茶〜:

希望小売価格:324円(税抜)

容量:100ml

●グリーンティー:

希望小売価格:295円(税抜)

容量:110ml

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「翠」は特別仕様なだけに、容量が10ml少ないですが29円高いです。若干割高ですね。実際に並べてみると、蓋の直径はほぼ同じですが高さが少し低いようです。

違いその3〜配合や成分が違う

「翠」の商品説明に、以下の説明があります。

〜抹茶の味わいを強くしようと単純に配合量を増やすと、抹茶の苦味が悪目立ちしてしまいます。この商品のために特別に栽培された、旨味が強く、苦味が少なめの抹茶を惜しみなく使うことで、納得のおいしさにたどり着くことができました。〜

単に特別な茶葉に変更して配合量を増やしただけではなく「茶葉の特性を生かせる配合」を模索したようです。たしかにグリーンティーとは微妙に配合(成分など)が異なっていました。

 ●翠〜濃茶〜:

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(無脂乳固形分8.0%、乳脂肪分13.0%、卵脂肪分0.7%
●グリーンティー:

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(無脂乳固形分9.0%、乳脂肪分13.5%、卵脂肪分0.8%

「無脂乳固形分」「乳脂肪分」「卵脂肪分」がグリーンティーの方が若干高めです。

また、原材料名に記載されている要素は同じですが、グリーンティーは「クリーム(北海道(生乳))」、翠は「クリーム」のみの表記なので、使用しているクリームの種類が異なる可能性があります。

この成分などの差については実食で確認していきたいと思います。

 ●翠〜濃茶〜:

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エネルギー:220kcal/たんぱく質:4.2g/脂質:13.6g/炭水化物:20.2g/食塩相当量:0.1g  

●グリーンティー:

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※翠と同じ100ml換算すると以下の数値になります(小数点第二位以下を四捨五入)

エネルギー:217.3kcal/たんぱく質:4.4g/脂質:13.5g/炭水化物:19.6g/食塩相当量:0.1g  

微妙な違いではありますが、翠の方が「たんぱく質」が低く、「炭水化物」が高い結果になりました。

「たんぱく質」に加え、前述の通り「無脂乳乳固形分」「乳・卵脂肪分」が低いことから、乳成分や卵黄の使用比率がグリーンティーより若干少ないのではないか?と予想できます。

さて、前段が長くなりましたがいよいよ実食です。

実食レポート

蓋を開けますと、まず内蓋のデザインから違っていました。

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ハーゲンダッツのロゴが蓋のデザインと同じカラーに統一されているので、翠は「ゴールド×ブラック」、グリーンティーはハーゲンダッツのコーポレートカラー「バーガンディーレッド」です。

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また、抹茶の風味を守るために遮光性のある内蓋になっているのは両者共通ですが、蓋の裏の色までも黒とグレーで違いをもたせています。デザインへのこだわりが感じられますね。

色とアイスクリームの質感が違う…!

どちらも鮮やかなグリーンですが、並べてみるとけっこう色が違うことがわかります。

翠の方が、より一層鮮やかで濃いグリーンです。見るからに抹茶が濃そう…!

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(余談ですが、グリーンティーはハーゲンハートでした♡)

スプーンですくってみると、アイスクリームの質感も違うことがわかります。

翠の方がよりキメが細かく、融点が低くスッと溶けやすい感じ。

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ちょっと伝わりにくそうなので、透明の容器に取り分けてみました。

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翠の方がスプーンを入れた断面含めて、ざらっとした感じが全く残っていない、とても滑らかな質感なのが伝わりますでしょうか…?

グリーンティーを食べたことがある方はわかると思いますが、グリーンティーも十分に滑らかなので、それを凌駕するような、翠のこの絹のようにとろける感じ…驚きです!

口溶けと味わいも違う…!!

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実際に味わってみましても、グリーンティーはやっぱり安定の美味しさ。

滑らかで口溶けがよく、抹茶の香りも濃いので、さすがプレミアムアイスと呼ばれるだけある美味しさです。

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ですが、ですが…!!

翠はさらにとろけるような舌触りで、グリーンティーよりさらに一段濃い抹茶の風味が口いっぱいにぶわぁっ、と広がります。この美味しさ…たまりません♡

また、濃い抹茶の風味というと「苦味が強い?」と思われるかもしれませんが、全くそんなことはありません。苦味も程よく、喉を通過する頃にほろ苦さがふんわり〜と香るような…まさに絶妙な塩梅です。

▼「翠」を食べた感想については、こちらでさらに詳しく書いています。よろしければご覧ください。

まとめ 

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わたしが実際に食べて比較した感想として、クリーミーで甘さが強いのがグリーンティー、滑らかな舌触りと抹茶の濃さや風味は「翠」の方が優っているように感じました。

前述の「配合や成分の比較」で、脂肪分は翠の方が低かったのですが、それでもこの滑らかな食感が実現されているのは、クリームの質が異なるからなのかもしれません。予想の範疇ですが、翠は35周年記念ということで、さらに上質なプレミアムなクリームを使用しているのかも…?!

それぞれに良さがありますので、好みは分かれるとは思いますが… 

わたしは翠の方が好みでした。

それも「断然こっちの方が好き!」という程に。

期間限定のハーゲンダッツ35周年記念「翠〜濃茶〜」は、「ハーゲンダッツ35周年のおもてなし」というキャッチコピー通り、まさに「特別な和のおもてなし感」を感じる、スペシャルな美味しさでしたよ。

ぜひ一度はこの特別な味を、味わってみてくださいね!

☆なつつ☆

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