2024年11月3日(日)に開催された「第43回コーヒーインストラクター2級検定」の講習会に参加してきました。
2級を取得するためには、まず講習会を受けて試験本番で合格点をとる必要があります。
この記事では、講習会当日の流れや雰囲気、持ち物などの注意点をまとめました。
これから参加する方の参考になれば幸いです。
コーヒーインストラクター2級検定とは?
「コーヒーインストラクター検定」は、正しいコーヒーの知識普及と技術向上を目的に、全日本コーヒー商工組合連合会(J .C .Q .A)が設立した資格制度です。コーヒーインストラクターは3級から始まり、2級、1級、そして鑑定士までの道が用意され、段階的にスキルを高めることができます。
コーヒーインストラクター検定2級は、コーヒーの基礎知識や鑑定技術を学ぶ資格で、特にコーヒーを仕事で扱う方に役立ちます。ですが、日常の販売業務だけでなく趣味にも役立つ内容なので、受験資格は広く開かれており、一般のコーヒー愛好者でも取得が可能です。
なお、1級や鑑定士を目指すのであれば、まずは2級からの取得が必須となります。
申し込み時の注意点
注意が必要なのは、日商簿記検定やTOEICほど高頻度では申し込みができない点です。
2級については「春と秋の年2回のみ」の開催なので、資格を取りたいと思ったら、まず早めにJ .C .Q .A公式サイトを確認するのがおすすめ。
2024年11月時点では、インスタグラムやX、メルマガなどのお知らせサービスは無いようなので、公式サイト「日程・年間予定」で申込できる期間を確認したら、自分のスケジュール管理ツールに登録して申込期間中に忘れず申し込みできるようにするのがベターだと思います。
Japan Coffee Qualification Authority 全日本コーヒー商工組合連合会 認定 コーヒーインストラクター検定
ちなみに、個人受験の場合「インターネット」「メール」「FAX」のいずれかで申し込みすることになります。
詳細はこんな感じ👇
Japan Coffee Qualification Authority 全日本コーヒー商工組合連合会 認定 コーヒーインストラクター検定
受講前の準備
申し込み後、数週間程度でJ .C .Q .Aから郵送でご案内が届きます。
申し込み多数の場合、抽選にて受講・受験者が決定されますが、その場合も申込者全員にお知らせが届くとのこと。
わたしは抽選に漏れることなく、1回目の申し込みで受験できることになりました!(競争率は不明です)
受講・受験料の振込
まずは、書面の案内に従い振込期限までに「受講・受験料」の振込を行います。
2024年11月3日(日)受講、12月7日(土)受験「第43回コーヒーインストラクター2級検定」の場合は以下でした。
振込期限:
2024年9月9日(月)(当日付振込有効)
受講・受験料(すべて税込):
①講習会受講料 25,000円
②受験料 5,000円
③教本代 4,000円
④教本送料 520円
※各種注意事項があるので、書面をしっかり読んで手続きしましょう。
もし知人や家族などから譲り受けた教本が手元にある場合、申し込みの時に「教本は購入しない」という選択項目がありますので、そこにチェックすれば30,000円(税込)の振込だけでOKです。
講習会の持ち物
3cm×3cmのカラー写真が必要なので、それは早めに準備しておきましょう。
講習会の受付時に、この写真で本人確認を行うため必須です。また、合格後の認定カード発行の際にも同じ写真が必要となるため、必ず写真は2枚用意しておきましょう。
教本については、もし忘れてしまったら当日購入が必要になるようなので、絶対に忘れないようご注意を。
また、当日はスマートフォン、スマートウォッチ、PC、タブレットなど電子機器の使用はすべてNGになります。
筆記用具は「任意」となっていますが、必ず持って行った方が良いです。
教本にメモを書き込むスタイルならノートは不要ですが、わたしは最終的にA4用紙で5枚分くらいのメモを取ったので、できればノートも持って行った方が安心だと思います。
ちなみに、講習会前に教本の勉強をしていく必要性は、あまり高くないと感じました。
講習をしっかり受けた後で、説明を振り返りながら試験範囲の勉強をした方が、より効率的に合格に結びつく印象です。
講習会当日
コーヒーインストラクター検定2級の講習会は、東京・京阪神・中部・西日本(北海道・東北・北陸・中国は開催回によって選択可)で実施されます。
わたしは東京会場で受けました。JR線で向かいましたが、JR出口を出て「市ヶ谷駅」の交差点で左右を見渡すと「ココカラファイン」がすぐに見つかります。講習会の会場は、そのココカラファインと同じビルで、しかも徒歩1分という駅から至近の場所なので迷うことはほとんど無さそうです。
講習会会場:
AP市ヶ谷
東京都千代田区五番町1-10 市ヶ谷大郷ビル
アクセス:
JR線・東京メトロ有楽町線・都営地下鉄新宿線 「市ヶ谷駅」徒歩1分
早めに行く必要性は無し!
講習会は9:45〜17:00(受付開始 9:20〜)です。
まさにこの画像のイメージに近い長机が並んでおり、詰めれば3名座れる長机を2名で使用します。
ちなみに、指定席(自分の受験番号と名前のカードがセットされている座席に座る)なので、一番前にはなりたくないな…という理由で早めに行く必要はありません 笑。グループワークやディスカッションなどもありませんでした。
時間ぴったりに講習会がスタートするので遅刻はNGですが、早めに行くメリットはあまり無いかな?と。
講習会のスケジュール
9:45〜 注意事項の説明
10:00〜 午前・午後の講習内容の説明
10:10〜 1時間目
※コーヒーノキ、生産地(格付け)、ブレンド、焙煎など
12:00〜 昼食(1時間)
13:00〜 1時間目の復習
13:15〜 2時間目
※シングルオリジン、風味の変化要因、抽出方法など
16:30〜 質疑応答
17:00 終了
大まかにはこんな感じだったと思います。
1時間くらいで10分休憩も入れてくれますので、集中して勉強しやすいスケジュールでした。
講習中は基本的に飲食禁止ですが、ペットボトルの水やお茶を机に置いている方は何名か見かけました。
ただ、明確に禁止との説明はありませんでしたが、コーヒーを飲んでいる方は見る限りいないようでした。(わたしは前の方の席だったので、後ろの方にはいたのかもしれません)
なお、講習中には、計4回の「カップテスト」を行います。勉強のお供にコーヒーが必須という方でも辛くない程度に必然的にコーヒーは飲むことになりますよ。
昼食について
ひとりで参加する時に、地味に悩むのが昼食です。
持ち込みの場合は自分の席で食べてもOKですが、ゴミは各自持ち帰りをする必要があります。
しっかり1時間の休憩時間があるので、わたしは少し歩いて気になっていた「PASSAGE COFFEE」市ヶ谷店に行ってきました。
午前中よりも午後の方が長く、内容もさらに濃くなっていくので、少し外を歩いたり空気を吸ってリフレッシュすると、集中力が高まるように感じました。
講習会の内容、勉強法
講習会の約1ヶ月後となる、2024年12月7日(土)が試験です。
わたしはコーヒーインストラクター1級の取得を最終目標にしているため、学んだことをしっかり知識として定着させるための備忘録を兼ねて、このブログでも記録をつけながら、講習内容や効率的な勉強方法などをまとめていきたいと思っています。
また、新たに勉強内容についてのブログ記事が書き上がったら更新したいと思います。
最後に
わたしは、もともとスターバックスでブラックエプロンを持っていました。
勤務していた期間中、3年連続で試験に合格していたので(正答率も9割で社内では割と高い方でした)、そこそこコーヒーの知識はある方だと自負していたのですが…、それでもこの講習会では新たな学びがたくさんありました。
特定のコーヒー店、カフェで活躍するためのコーヒー知識はもちろん重要ですが、それだけでなく、より知識を深めるためにこういう基礎としてのコーヒーの勉強をすることは大切なんだなと実感しました。
コーヒーインストラクター検定は、大手カフェチェーンやコーヒー商社などで働いている方にも、より深い知識を得るために役立つ資格だと実際に講習を受けて改めて感じています。
そして、まずは自分自身、コーヒーインストラクター検定2級合格(できれば満点合格)を目標にして、勉強をがんばりたいと思います!
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